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2710 婦人用　　夏の着物　紗の小紋

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『2710 婦人用　　夏の着物　紗の小紋』はセカイモンでdd24bae0から出品され、402の入札を集めて01月29日 16時 52分に、3510円で落札されました。即決価格は3510円でした。決済方法はに対応。岩手県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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紗の生地独特の絡み織（からみ織）の生地を灰色がかった青緑の山藍摺（やまあいずり）色の濃淡で染め分けた型染めの小紋の着物です。

型染と言いましても、織物ではないかと思うほど、染料が各糸を細かいところまで染めています。

Usbマイクロ顕微鏡で生地の組織を確認しないと、ほとんど区別がつかない染めの技術です。

写真16枚目には紗の絡み織(捩り織：もじりおり）のヨコ糸１本ごとにタテ糸を絡ませてねじった組織を映しています。

写真17～20枚目は織物とは違った染具合を写しておきます。
拡大写真でないと糸の染め具合が先染めの織物なのか、後染めの型染めか分らないと思います。

さて、着物柄は夏の花のアザミのようです。
日本全国に生息している、夏を彩る花のルリタマアザミで紫とピンク色を楽しめる花柄を小紋の柄として取り上げられたようです。

ルリタマアザミの花を山藍摺の濃淡で染めて涼感を出しています。

居敷当ては通常の反物巾の生地を2枚縫い付けるのではなく、広幅の輸出羽二重を揚げの下から裾まで使用しています。

ワイドサイズの一枚の生地になりますので、縫い目がなくお尻の割れ、透け防止のための強度もアップしています。（写真7，14枚目）

表地、居敷当てとも正絹です。

寸法（単位㎝）
身丈（背）154　裄63　袖巾32　袖丈47　後巾30　前巾24
広衿　半襟は絽を使用。裸スナップが付いています。

左胸に薄い汚れ。（写真2～5枚目）
衿の折れ目にほとんど分からないような薄い汚れ。（写真7~9枚目）
右後ろ身頃で、背の横にシミがあります。（写真10~12枚目）

シミ汚れ等は出来る限りチェックしておりますが、見落としのある場合もございます。ご理解のほどお願いいたします。

デジカメの画像です。モニターによって色の違いが出ることがありますので、ご了承ください。