MICHELGAUNOUX / ミッシェル・ゴヌーここはコート・ド・ボーヌで私がずっとひいきにしていたドメーヌの一つ。晩年のミッシェル・ゴヌー(1984年に亡くなった)は万事に昔ながらの方法を踏襲してきた。たとえば足でワインの果帽を踏むことで、古い醸造桶のなかで男女が踏んだり、跳ねたりすり。醸しに3週間もかけ、3分の1はオークの新樽で24か月熟成させ、一切濾過は行わない。通常わずかに清澄するだけで、ずば抜けた芳醇な充実したワインとなり、20から30年間の熟成が約束される。1988年に有名なレストラン、タイユヴァンで62年を飲んだが、現代風なつくりの5〜6年たったブルゴーニュの赤も顔負けなほど生き生きしていた。現代未亡人が経営を引き継ぐがつくりに方に変わりはない。9.7haの畑は全て最上の位置にあり、そのなかには2.9haの大きな区画がポマール=グラン・ゼプノに、より小さな0.7haの区画がポマール=リュジアンである。この2つがゴヌーの最上のワインであるとワイン通の意見はほぼ一致するだろう。ともに素晴らしくて芳醇で深みがあり、熟成する力がある。ゴヌーは他にもポマールの1級畑レ・シャルモやボーヌでトップクラスの1級畑をいくつか所有する。特にボーヌ・レ・ゼプノットは素晴らしい。好運に恵まれればゴヌー家の特級コルトン・レ・ルナルド(1.2ha)の深みのあるワインを味わうことができる。残念ながらゴヌーのワインは昔から最上のレストランが顧客となっていて殆ど輸出されない。いまだにミッシェル・ゴヌーの未亡人が細部にまで気を配って経営する、素晴らしいドメーヌである。 |
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