果実味と酸味のバランスが非常に素晴らしく、非常にシルキーな口当たりをもつワインアン・クレオ、レ・コンブ、ペリエールの3つのプルミエクリュを同じ比率でブレンドしたワインです。2016年の霜害のときにはじめて生産され、以降も毎年リリースされているワインです。ワイン名は、2016年霜降りの時期に亡くなった祖母にちなんで命名されたものです。タイトでありながらも深みがあり果実味と酸味のバランスがとれた非常にシルキーなワインです。 | |
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2019ヴィンテージは収量が減少したが熟成に適した素晴らしい出来栄え良好な熟度と生き生きとした酸があり、熟成に適した素晴らしいワインに仕上がっています。2019ヴィンテージは、収穫量が2018年と比較するとかなり少なく、またヴィンテージを重ね品質向上とともに、世界中で愛好家が増えているため、2019VTは特に入手困難なワインになっております。 | |
果実味と酸味の強烈なバランスが感じられるライムのような柑橘類に、ほのかなオークのスパイスを感じます。リッチで魅惑的なテクスチャーでリューム感があり、キビキビした酸と長いフィニッシュを持つワインです。 | |
生産者 | |
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解説 | |
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ライジングスターから瞬く間にスーパースターへピエールイヴコランモレPierreYvesColinMorey | |
サントーバンの銘醸家、マルク・コランの長男であるピエール・イヴ氏が設立したドメーヌ。所有畑の面積は6haほどで、今でもドメーヌとネゴスを兼業している。ドメーヌのワインはサントーバンとシャサーニュ・モンラッシェが中心となり、ネゴスものはムルソーやピュリニー・モンラッシェなど。ネゴスもののブドウもドメーヌのスタッフが収穫と選別から行うという徹底ぶりだ。ワイン造りにも一家言あり、バトナージュを用いない。これは1990年代後半から2000年代の初めのブルゴーニュ白に多く見られるプレマチュア・オキシデーション(熟成前酸化)を避けるためである。昨今のブドウは完熟しているので、バトナージュでグラを引き出さずとも、十分にリッチさが得られるとピエール・イヴは考えている。2007年以降、コルクには蝋封が施され、瓶詰め後の酸化のリスクも最小限に抑えている。したがって、リリース直後のワインは多少還元的で硬いことが多いものの、カラフに移すなどエアレーションを行うことにより、香りを開かせることは容易だ。完熟したブドウのおかげでワインは自然な豊かさをもち、テロワールからもたらされるミネラル感とのバランスがうまくとれている。ドメーヌものとネゴスものの品質差がまったく感じられないのも特筆すべきことだろう。ライジングスターから瞬く間にスーパースターとなった彼のワインは、今や世界中で入手困難になっており日本でも年々入手が難しくなっておりますので、「見つけたら即購入」をおすすめいたします。ピエール・イヴ・コラン・モレが目指すもの、それはフィネスとエレガンス!2019年10月末にシャサーニュ・モンラッシェにある「ピエール・イヴ・コラン・モレ」のスタイリッシュなカーヴを見学させていただき、10種類ほどテイスティングさせていただく機会がありました。畑作りは彼の父マルク・コラン氏から学び、醸造はカリフォルニアのデヴィッド・レイミー氏(*1)から教わったそうです。(*1)レイミー氏は、現在のカリフォルニア・シャルドネスタイルを生み出した先駆者として称賛されているトップワインメーカーです。1994年から2005年まで父のドメーヌでワインメーカーを務めた後、家族から受け継いだ畑から自分のドメーヌを設立しました。以来、コート・ド・ボーヌで急速にスターとなり、今ではブルゴーニュのトップ生産者の一人と言われています。畑はほとんどが自社畑。現在はマルク・コラン氏の畑をピエール・イヴ・コラン・モレの畑としてぶどうを栽培しています。ちなみに奥様のキャロリーヌさんのドメーヌの畑は、ジャンマルクモレの畑で、二人は夫婦共同で醸造しています。自社畑以外の買いぶどうで造るワインは「ムルソー・ペリエール」「コルトンシャルルマーニュ」のみだそうです。今は生産していませんが、実は「モンラッシェ」は買いぶどうだったのです。温度湿度管理の必要のない最高の環境の地下カーブでコラージュもフィルターもかけない伝統的な方法でワインを作っています。彼のワインメイキングの特徴は、澱と長く接触させることによって長期熟成が可能なワインを造っているところです。新樽比率は20〜40%で、大き目の350Lの木樽でバトナージュを使用せず長期熟成させるのが特徴です。彼のワインの一つ一つにテロワールが明確に表現されているといえます。コルクにもこだわりがあり、スペインカタルーニャ産の自然のコルクを使用し、長期熟成のために大きく太いコルクを使用しているのが特徴です。ディアムコルクについての彼の見解は、彼はゆっくりと自然と熟成していくのが好みなのでディアムコルクは今後も使用しないだろうとのことでした。【ロウキャップについて】2001年からトライアルで下記3種類について調査を始めたそうです1.コルク2.キャップ3.ロウ2005年上記3種類のワインをテイスティングしたところ、3種類の中で一番ワインの状態が安定していたのがロウキャップで、長期熟成を目指している彼らにとってはロウキャップを使用するという選択には迷いがなかったようです。【モンラッシェについて】ピエール・イヴ・コラン・モレの「モンラッシェグランクリュ」は、2002,2004,2008〜2013年に買いぶどうで生産してされていました。2015年以降は彼の求めるレベルのぶどうが入手できなくなってきたので、現在では生産されていないそうです。【地球温暖化について】現在問題になっている「地球温暖化」はブルゴーニュの生産者にとって悪いことばかりではないとピエール・イヴ氏は語っていました。30年前の冷涼な気候では、果実の熟度がなかなか進まず収穫時期の調整が非常に難しかったようですが、温暖化がすすむ今、いい具合にぶどうの熟成が進むので収穫のベストを自分で見極めることができるということは、すなわち「いいワインをつくる要素の1つが「収穫の時期を見極める」こと」という彼の哲学と合致しているのです。地球温暖化が進んでくると、標高の高いシュヴァリエ・モンラッシェは水分が枯渇気味になってきます。それに比べると下に位置するバタールモンラッシェはまだまだテンションの高い(香りや味わいにキリッと張りつめた印象)ワインになる傾向があると彼なりの見解もお話ししてくださいました。 | |
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